学生ローンを選ぶポイント

このサイトを見てくれている人は、おそらく学生ローンの情報が知りたくて訪れてくれているのだろうと思う。
学生ローンの会社は千差万別、それぞれ良いところもあれば悪いところもあり、一概にどこが良いという事は言えないだろう。
私自身、それぞれ長短があるものを比較することはあまり好きじゃないが、ニーズとして求められている以上、無視するわけにはいかない。
そこで、ここでは比較というよりはそれぞれの特徴などをメインに紹介したいと思う。
後は、各々の判断に委ねたい。

借り入れ利息(利率)

学生ローンの初回借入金利を安い順に列記すると以下の通りである。

●16.80%
アミーゴ・キャンパス・イーキャンパス
この3社は経営者が同じで、姉妹店としてよく知られている。

●17.0%
カレッヂ・フレンド田

●17.52%
学協

●18.0%組
友林堂・マルイ・ベル

尚、京都に「タツミ」という業者があるが、ホームページ上の金利表示が15.0%~20.0%という表示しかなく、確認ができなかった。
通常、このような表示の場合は、最も高い金利となるのだが、そうすると通常金利が年20.0%ということになってしまい、利息制限法上考えづらい。
おそらく17.0%~18.0%と推測するが、利息制限法上限による可能性もある。
利息制限法上限金利は、10万円未満が20.0%、10万円以上100万円未満が18.0%、100万円以上で15.0%である。
この数字は、同社ホームページ上表記の金利表と一致する。
前述のように表記上の一番高い金利、年20.0%だとすると、延滞利息と同等となってしまい、つじつまがあわない。
よって、一般的な学生ローンの融資限度額35万円までとすると、貸付利率は年18.0%と推測するのが妥当だろう。

アミーゴ系列3社は、キャンペーンや独特な条件をクリアする事でさらに安い金利で借りられる場合がある。
最も安い金利で15.60%というサービスもあるが、条件が限定的な為、ここでは除外とした。

返済方法

学生ローンの返済方法は、店頭持参か銀行振り込みのいずれかがメインである。
友林堂では自動引き落としも扱っているが、毎月の最低返済額を決めなければならない上、途中で追加融資などをした場合に引き落とし額の変更手続きをしなければならず、学生ローンでは不向きとされている。
現金書留で郵送する方法もあるが、これは到着日が実際の入金日となる為、返済日スレスレに送ってしまうと意図としない延滞になる恐れがあり、これもあまりお勧めできる方法ではない。
返済方式については、アミーゴ系列の3社が、貸付残高スライドリボルビング方式を採用し、それ以外は元金自由返済方式を採用している。
それぞれメリット・デメリットはあるのだが、残高スライドリボは毎月の最低返済額が自由返済と比べて高めに設定される為、自信のない人は元金自由返済方式を選ぶべきだろう。
こちらなら、アルバイトが思うようにできなかったときなど、最低利息だけでもOKなので、学生に適した返済方式といえるかもしれない。

サービス

学生ローンを選ぶポイントとして、金利だけではなくサービス面も重視したい。
例えば、毎月の支払日は個人によって決まっており、大手消費者金融や銀行のカードローンのように、特定の日に決まっているわけではない。
支払日よりも実際の返済日が遅れると延滞利息となってしまうわけだが、会社によって延滞のサービス期間が異なっており、概ね3日~7日間が多いようだ。
実際の返済日は、土日祝祭日なども考慮されない場合があり、サービス期間はやはり長いにこしたことはないだろう。
このサービス期間を最も長く設定している会社はカレッヂだ。
学生ローンとしては珍しいATMを保有している事でも有名だ。
ATMは年中無休で、朝7:00~夜23:00まで利用できる。
カード発行は無料で、ATMの使用料も一切かからない。
利便性という面においては、カレッヂが一枚上をいっているといってよいだろう。